ABOUT JAPAN DESIGN

1  相反する2つの要素の調和

世界は、2つに分けられます。人工物と自然物です。この相反する2つの要素をうまく融合させ、調和させたものが日本には沢山あります。日本は島国であり、その国土の7割は山。
さらに1年を通して美しい四季があります。
常に変化に富む自然が横にあり、外海からの影響をあまり受けてこなかった私たちは、上手に自然と付き合ってきました。そんな環境の中で作られるカタチや東洋の考える美しさが、日本のデザインなのです。

2  完成のないデザイン

物ができたらそれは完成を意味しています。完成の次に訪れるのは、崩壊そしてなくなること。完成のないデザインとは、日本において大きく2つの意味を持っています。

1. 未完成であることで、永久の存続を願うこと。

2. 時とともに姿を変え、そのなかに美しさがあること。

少し難しい感覚かもしれませんが、流れる時間も取り込むように作られた日本のデザインは、少しずつ変化をしながら、人々を楽しませているのである。

3  空白の存在

シンプルに変わる日本語は「簡素」「単純」となるが、シンプルとはややニュアンスの違った意味を持っています。素材の特性を生かすため、無駄なものを省くことで、そして本来の望むべき形や空間に近づけること。これこそが、日本においてのシンプルだと考えています。日本独特の文化である「茶室」や「生け花」「庭園」も、あえて作られた「空白」がイメージを誘い出している。西洋のモダニズムやシンプルと大きく違うところは、この空白の扱い方にあるのではないでしょうか。

4  表現者達の想い

日本というカタチを表現してきた人々。都市計画者、建築家、デザイナー、そして日本に暮らす多くの人々彼らなくして、日本のデザインは始まりませんでした。デザイナーは自分のデザインに見た目だけでなく、機能美をも託し、私たちに提供してくれます。デザインのなかに、快適さもあるのです。ノグチイサム、柳宗理、川上元美、安藤忠雄、渡辺力、等多くの建築家やデザイナーは、日本と世界で学び、多くのカタチを残し、今も作り続けています。

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